校長室より「有中の文化が花開いた文化発表会でした」
入力日
2021年11月11日
内容
10月30日に第55回有明中学校文化発表会を開催しました。
本来であれば、すべての保護者の方はもちろん、地域の皆様や小学校6年生もご案内をして開催したかったのですが、コロナ禍の中であり、3年生の保護者だけの参観で、下級生の保護者の皆様にはWEBでライブ配信を行う形で文化発表会を見て頂きました。
本当に皆様に見て頂きたかったすばらしい文化発表会でした。午前中は各学年からの劇の発表、合唱コンクールで各学級の合唱、学年合唱が行われました。どの学年の発表も本当に素晴らしかったです。劇では、1年生は1年生らしく元気あふれる一生懸命の演技で観客にSDGsの大切さを訴えてくれました。2年生はいじめを題材にした難しい劇でしたが、全員が迫真の演技で感動しました。3年生は最上級生として中学校3年間の総仕上げとして思いを込めた見ている人を引き込むすばらしい演技で、さすが3年生と思わせてくれました。合唱も同様に、どの学年も一生懸命にできて本当によかったと思いました。そして、学年が上がるほど完成度も高く、思いも強くなり、3年生の歌声は本当に聴いていて心が震えるようなすばらしい歌声だったと思います。
有中のすばらしいところは、3年生が最高のパフォーマンスを見せてくれ、下級生がそれを目標に次年度さらに素晴らしいものを創り上げてくれるところであり、まさにこれが校風であり、伝統だと思います。
全員が観客のために一生懸命に演じ、聞いている生徒もその想いをしっかりと受け止めることができることが有中の文化が花開いた文化発表会だと思います。
今年はさらに、午後からパフォーマンスタイムを新たに設け、個人やグループで歌、ダンス、楽器演奏、劇など自分たちが見せたいパフォーマンスを考えてそれをステージで発表しました。途中、オーディションもあって、レベル的にもある程度高い発表だったと思います。「自分で主体的に考えて行動する生徒を育成する」ことは現在、本校が取り組んでいることです。言われたことをきちんとするだけでなく、自分で何をしたいかを考えて、それに向けての準備を自分たちで工夫しながら行い、その成果を披露する。これを本年度は行ってみましたが、本当に貴重な機会になりました。
文化発表会をとおして、生徒の新たな力や可能性を発見し、互いのすばらしさを実感することができました。
生徒が本気になったときの力は本当に素晴らしいと思います。これからもこれを生かし、さらに学校生活が充実するよう取り組んでいきます。ご支援・ご協力をよろしくお願いします。
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