校長室より「卒業後の進路について考えてみましょう!」
入力日
2022年6月21日
内容
6月2日(木)・3日(金)の両日に3年生を対象に県立高校の学校説明が行われました。今年度の県立高校の説明は「SAGAハイスクルーウェビナー」ということで、インターネットを活用して各高校の説明が配信されました。それを中学校は各教室で視聴をしました。また、県内の私立高校については10日(金)に各高校から本校に来ていただいて直接説明をしていただきました。3年生にとってはいよいよ卒業後の進路実現に向けて本格的にスタートを切りました。
高校を選択するうえで、一番大切なことは、自分にとってどの高校が一番いい高校かを選択することです。もちろん高校自体にいい高校や悪い高校はなく、すべての高校がそれぞれの学校の特色に応じて一生懸命に取り組まれています。考えるべきことは、自分のめざすことに近づくことができる高校を見つけることです。高校を選ぶ基準にはいくつかのポイントがありますので紹介します。その1 自分のめざす将来の職業に近づく高校を見つける。
職業に就くためにはいろいろな専門的な知識や技能をもっていたほうがいいです。また、職業によっては、国家資格が必要な場合があります(教師、医師、看護師、調理師、美容師、理容師 など、その他多数)。そういう自分が将来就きたいと思っている職業に近づくことができる高校を見つけることも高校選択の一つです。その2 自分が希望する高校生活を送ることができる。
将来のことだけでなく、どのような高校生活が送りたいのかということも大切なことです。自分が今やっている部活動が強い、体育祭や文化祭などの学校行事が魅力的、ボランティア活動に力を入れてい、自由な校風で過ごしやすそう、家からの通学時間が短い、制服がかっこいい、などがあり、他にもいろいろな条件が考えられます。もちろん、高校に進むことがすべてではありません。中学校卒業段階で自分の将来を見据えて就職という選択をすることもすばらしいことです。しかし、現実にはほとんどの中学生が卒業後には高校進学という進路を選択します。
高校卒業後は、就職、専門学校、大学など多様な進路先から自分に合った進路を選択します。そのために、高校自体も普通科、商業、工業、農業、家庭などの職業系の学科、総合学科などに分かれています。私立高校はさらに専門的な学科に分かれています。ですから、高校選択する際にはある程度大まかでもいいので、将来の進路のことを意識した選択は必要です。さらに、生徒にとって3年間の高校生活を楽しく充実させることも重要です。ですから、部活動や学校行事、日々の学校生活など自分が希望する高校生活が送れる進路選択を考えることも大切です。
これは、3年生だけが考えることではなく、中学校3年間をかけて考えていくべきことです。学校でも3年間をかけた計画的・継続的な進路学習を行っていきますが、ご家庭での会話でも、将来の夢、職業、卒業後の進路などを話題にしていただければと思います。
進路学習は、生徒がこれから進む未来についての学習です。どうしたらいいのか分からないことや不安に思うことも多くあります。保護者の皆様には親としてはもちろん、人生の先輩として自分自身の経験も踏まえて生徒を導いていただければと思っています。閲覧数
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