校長室より「修学旅行と進学説明会を行いました」
入力日
2021年11月15日
内容
11月7日(日)・8日(月)の一泊二日で3年生の修学旅行を行いました。コロナ禍の影響で内容の変更や期日の延期と大変苦労をしながらの実施となりました。県内でも修学旅行を中止にしたり、日帰りの旅行にしたりする学校もある中、中学校最後の修学旅行を何とか泊りがけでしたいという先生方の強い思いや保護者の皆様の後押しがあって実現できた旅行でした。一日目は湯布院での散策、美しい紅葉の中、写真と地図をもとに場所を見つけて回るフォトロゲーニング、街並みの散策など本当に自然の中での充実した活動となりました。二日目はかつて特攻隊の基地でもあった大刀洗平和記念会館で戦争の悲惨さと平和の大切さを学び、最後の三井グリーンランドでは学年の仲間とともに思いっきり楽しみ、中学校3年間の思い出作づくりができたと思います。
その二日後の、11月11日(木)には3年生生徒及び保護者の方を対象に、進学説明会を行いました。高校入試の日程やあり方、手続きなどについて説明をしました。生徒には受験生としての心構えを持ってもらうとともに、残り3カ月のとなった入試までの時間を有意義に使い、全員が自分の目標を果たしてほしいいう思いで行いました。
全く対象的に見えるこの二つは中学校で達成してほしい二つのことを表しています。一つは9年間の義務教育の仕上げをすることです。有明の地に生まれ育った同級生が有明中学校という一つの場所に集まって、共に学び合い、磨き合い、高め合った中学校3年間だったと思います。いろいろな考え方や価値観に触れ、時には対立したこともあったでしょう。それもあとわずかで終わりです。中学校を卒業したらそれぞれ自分が選んだ新しい進路に向かって進むからです。これが二つ目の進路実現です。基本的に中学校までは住んでいる場所で決められた小中学校で学びます。しかし、中学校卒業後は違います。全員が自分で進路を選び、その実現を自分でつかみ取り、自分の力で歩んでいきます。
入試は、個人で進んでいくと同時に、チームプレイだともいわれます。3年生全員が、自分の進路実現に向けて精一杯頑張るとともに、同級生の進路実現もしっかりと応援し、一緒に頑張っていこうとする姿が大切だと思います。共に学び合い、磨き合い、高め合って全員で次のステージに進めるよう頑張ってくれることを期待しています。
閲覧数
99,344