【校長室より】「10月21日 有中魂で最高の文化発表会をみせてくれました。」
入力日
2023年11月22日
内容
10月21日(土)は、本校文化発表会を開催しました。当日は、保護者の皆様はもちろん、有中最後の文化発表会ということで地域の来賓の皆様にもおいでいただきました。
全校生徒が本年度のスローガン「有中魂~最高のフィナーレ」を心にもち、学年毎ののステージ発表、合唱コンクール、パフォーマンスタイムなど一つ一つに対して、一生懸命に取り組み、見ているものを感動させてくれました。有中生の一生懸命に出会うことができた本当にすばらしい、充実した文化発表会となりました。
ステージ発表では、1年生は総合的な学習で取り組んだUD教育について劇仕立てで伝えていくというもので、最後は全員でのダンスもあって1年生らしさが大いに出されていたのではないかと思います。2年生は、夏休みの職場体験学習で学んだ働くことの喜びや意義について伝えていくというものでした。実際に自分たちが体験したいくつかの職業について迫真のパフォーマンスで紹介してくれ、2年生の成長ぶりを伺うことができました。そして、3年生は、例年、劇を行っていましたが、本年度は有中最後と言うことで62年間の歴史やこれまで築かれてきた学校の文化について劇仕立てで紹介をしてくれました。たくさんのことを詳しく調べてそれを見る人がわかりやすいように映像や写真、図表などさまざまな形につくりかえて紹介しており、生徒はもちろん、保護者や来賓の皆様からも「学校の歴史がよく分かった」、「懐かしかった」という声をたくさんいただきました。
吹奏楽部の演奏は、本年度から白石中学校との合同で取り組んでおり、文化発表会でも合同バンドでの出場となりました。この演奏を通して来年度からの新しい白石中学校の姿が見ることができたと思いました。3年生だけの演奏では一人一人が3年間の思いを込めた演奏をすることができたと思います。
午後からは合唱コンクール。最初に登場した1年生の合唱は、1年生らしからぬ、びっくりするくらい上手で、聴いていた上級生にも大きなプレッシャーや負けられないという思いをもたせてくれたのではないかと思います。次に登場した2年生は、さすが2年生と思わせる声量とハーモニーを聴かせてくれました。どちらの学級もソロパートがあるなど、創意工夫をしながら、昨年度より大きく成長した姿を見せてくれました。そして、最後は3年生。3年間の思いを込めたすばらしい歌声で聴衆を感動させてくれました。1組の「手紙~拝啓十五の君へ」、2組の「あなたへ~旅立ちに寄せるメッセージ」ともに卒業を控えて、これまで支えてくれた家族、友人、先生などへの感謝の思いとともに次のステージに向かう強い決意が込められており、聴いていて感動しました。結果として金賞、銀賞と順位は付きましたが、どちらも素晴らしく、下級生にもたくさんのメッセージを残してくれたのではないかと思います。合唱コンクールの最後は、全校合唱「いつまでも」。最初のフレーズ「忘れられない…」を聴いた瞬間に涙がこみ上げてきて、最後の「有明よ、有明よ…」のろことでは、涙が止まらなくなりました。本当に有明中学校最後の文化発表会を全校生徒の歌声で彩ってくれて本当に感動いっぱいの時間でした。
そして最後は、今年で3年目を迎えるパフォーマンスタイムです。学年や学級で決まったことをするだけではなく、生徒たちが主体的に考え、歌やダンスなど発表したい人がステージで発表するというものです。私自身も3年連続で出場させてもらいましたが、生徒の生き生きとした姿を見ることができる本当にすばらしい機会だったと思います
本校の学校行事では、生徒自身が実行委員会を組織して、行事の計画や運営にも積極的に関わるという方式をとっています。もちろん、時間も手間もかかります。失敗をしたり、回り道をすることもたくさんあります。しかしその全てが生徒にとって大切なもので、苦労をしながら何かを成し遂げるという経験が、子どもたちを大きく成長させてくれるのではないかと信じて取り組んでいます。そして、その成果としての本番はもちろんすばらしいのですが、そこに向かうまでの取り組みがかけがえのない経験になっていると思います。この行事で得たものを残りの有明中学校での生活だけでなく、これからの生徒一人一人の人生の中で大きな財産になってくれることを心から願っています。
有中魂=有中生の一生懸命に出会えたすばらしい文化発表会だったと思います。閉校までののこり5ヶ月、生徒とともに、素晴らしい有明中学校の思い出を感じながら、全校生徒、全職員が有中を巣立ち、次のステージへとステップアップしていきます。保護者や地域の皆様には最後まで見守っていただき、応援してくださいますようお願いします閲覧数
18,509